2012年03月14日

31歳でワーホリって・・・


辞職願を提出してから実際に会社を去るまでの1ヶ月間はとても忙しい日々でした。
組織編成にともなうオフィスの移動の手続きや、後任者への引き継ぎ、また他の部署から配属されてきた人たちの研修など、やるべきことは山ほどありました。
退職後にオーストラリアに行くつもりではいましたが、あまりの忙しさに海外に長期間出かけるという実感はありませんでした。
実際、僕は飛行機のチケットの手配はおろか、出発日すらまだ決めていない状態でした。
この忙しさが終わればゆっくりできる、ただひたすらそう思っていたのです。

残業の日々が続く中、くたくたになって帰宅したある日の夜。僕はふと思いました。
あ、そうだ、この部屋はどうしよう?
僕は当時、会社の近くにマンションの一室を借りていたのです。
長くても3ヵ月で帰国すると考えていたので、このまま借りっぱなしでオーストラリアに行こうとも思ったのですが、契約更新の時期と重なっていることに気がついたのです。

心機一転新しい生活をスタートさせる

それがオーストラリアへ行く大きな目的です。
僕はマンションを引き払うことにしました。帰国したら新しいところを借りよう。新しい生活を始めよう。そう考えたのです。
家具や電化製品も帰国してから新しく買い替えることに決めました。
僕は両親や兄弟、友人らに連絡し、まだ使えるものは引き取ってもらい、使えないものは処分することにしました。

退職の日、僕はあれほどあったやるべきことをすべて片づけられたことに満足していました。
久しぶりに満足感を味わいました。
それは僕を少し残念な気持ちにさせ、この会社を辞めると決めた自分の意思をぐらつかせるのでした。

特別なスキルもなく、30歳を過ぎ、転職先のあてもなく会社を辞めること。

それを強く実感させられた日でもありました。

僕は同僚らにはワーキングホリデーのことは話していませんでした。
これからどうするの? と聞かれた際は、海外旅行をしながらゆっくり決めるよ、とだけ伝えていました。
なぜなら、周りの人たちがどう反応するかが分かっていたからです。
同僚らにはそう伝えていましたが、友人らには本当のことを話していました。
そして多くの友人らは、少し困ったような顔をして言うのです。

31歳でワーホリって・・・。

そしてその後に、お前少し人生真剣に考えろよ、とでも言わんばかりの沈黙が続くのです。
あれこれ質問や説教をされ、最後には、「がんばれよ」とは言ってくれるものの、それは、「人生とても辛いだろうけど踏ん張れよ」とでも言うような「がんばれよ」なのでした。

30歳を過ぎた者にとって3ヵ月間のブランクがどれだけこれからの人生に影響するのか、僕はそんな不安を携えながら会社を去ったのです。
まさかその後、海外で人生を過ごすことになるとは、その時の僕には知る由もありませんでした。
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posted by ゆうすけ at 08:21| Comment(10) | TrackBack(0) | ワーキングホリデー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして!
この先どうなっていくのか めちゃくちゃ楽しみです! というのも…今の私と状況がとても似ているので(^^;)
更新楽しみにしてます!
Posted by のしん at 2012年03月14日 19:35
> のしんさん
はじめまして。
コメントありがとうございます。
コメントをもらうのは初めてなのでとてもうれしいです。
僕と同じような経験をされている方がいると知り、心強いかぎりです。
これからもよろしくお願いします。
Posted by ゆうすけ at 2012年03月15日 05:58
はじめまして。
すごーーーく共感しましたよ!
ちょっと怖いくらいに。
そんな私も30歳をすぎて、今海外へ留学しようとしてます。
海外生活の感じ、知りたいですね。
Posted by Masa yoshi at 2012年03月15日 19:27
> Masa yoshi さん
コメントありがとうございます。
海外には30代の学生はたくさんいますよ。
充実した留学生活をお送りくださいね。
Posted by ゆうすけ at 2012年03月15日 20:34
こんにちは。偶然このブログを見つけました。
私も10数年前、30歳を過ぎてからニュージーランドに行きました。英語もワーホリなんてことも知らずに留学と言う形で。。。今思うとなんて無謀なことをしたかと思いますが、あの時は何故か背中から追い風が吹いていてどうしても行かずにはいられなかったような状況でした。
「いい歳して・・」「遅すぎる」・・まあいろんなことを言われました。そしてたった1年のつもりが・・・・。
本当に人生は先が見えない、でも、その時その時の自分の何か(魂とか?)に正直に生きるしかないと思います。っていうか、私はそうやって生きてきました。続きまた読ませてもらいます。
Posted by うめ at 2012年03月16日 00:14
> うめさん
コメントありがとうございます。
頭で考えても仕様がない。心に正直に従う。
僕もそうやって生きていこうと思うようになりました。
「人生、何かを始めるのに遅すぎるってことはない」と海外に出てから感じています。
Posted by ゆうすけ at 2012年03月16日 05:46
初めまして。
他の方のブログより紹介されていたので、のぞいてみました。
私も今年の5月、短期ですが留学します。

ワタクシなんて、あらふぉーで主婦で留学ですよ。
人間やらなければならないタイミングって、突然やってくるのですよね。
そのタイミングを見逃していると、
次にいつ見つけられるかわからない気がします。

私にとってのタイミングって、今だったのかな。
お互い頑張りましょうね。

ブログ楽しみにしてますね〜。

Posted by nami at 2012年03月18日 21:18
> namiさん、
コメントありがとうございます。
僕の知り合いで、38歳のときにカナダに留学された女性がいます。
日本を出るまでは不安だったそうですが、カナダではとても有意義な時間を過ごせたとおっしゃっていました。
5月からの留学、楽しみですね。
また留学先からコメントくださいね。
Posted by ゆうすけ at 2012年03月19日 06:51
はじめまして。

毎回楽しく拝見させてもらっています。
私と状況は違うにせよ、文章力があってすごく面白いです!

これからもチェックしますので、更新がんばってください!!
Posted by バル at 2012年03月23日 22:28
> バルさん、
応援ありがとうございます。
パースでのご活躍、応援してます。
Posted by ゆうすけ at 2012年03月24日 07:19
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